フニン県のマカを狙って強盗が!

人気の高い黒マカ
2014~2015年頃、マカの買い占めにより値段が通常の8-10倍になりました。マカの中でも需要の高い黒マカは30−40倍くらいまで上がりました。
そして、フニンの街には怪しい男性が歩き始め、ついにフニンのマカ倉庫に強盗が入るようになりました。
町中が異様な雰囲気に包まれて、マカを大量に保存しているところにはライフルを持ったガードマンが24時間体制で4-5人が守っていました。
盗まれたマカは中国に密輸で渡るという噂がありましたが真相は分かりません。
ほとんどの盗まれたマカはボリビアを抜けてチリの港から運ばれていたようです。
自社のマカを守るために大奮闘
当時ヤマノはマカの自社栽培をしており、自社倉庫に保存していました。
私達も自社の倉庫をしっかり守るべき鉄錠をつけて守っていましたがある日、強盗団がオフィスに押し入りました。
そして当時の社員のアレックス(現在フニン大学の教授)がマカを守ろうとして、ピストルで顔面を強打されたのです。幸運なことに盗難保険をかけていましたので、後日交渉して戻って来ましたが、アレックスは強盗団に殴られ2週間ほど歩けませんでした。
私は翌日早くにフニンに入り警察に被害届けをだしたりしましたが、まだ残っているマカを至急リマまで運ぶ必要がありました。
しかしながら、その日の内にヤマノに強盗が入ったことがフニン中に知れ渡り、まだヤマノがマカを保持していることが知られたのです。
急いで安全な場所にマカを移動するも…

フニン県の街並み
トラックを借りてその日のうちにマカをリマまで運んで降ろすのはたいへんでした。
今日中に残りをリマまで運ばなければ、夜にまた襲われるのは確実です。急いでトラックと自衛団を集めてフニンをでました。途中何度も検問にあったものの、やっとリマに夜中に到着しました。
安心したのも束の間、自宅に戻った私に運転手から電話がかかってトラックが消えて連絡が取れないと報告が入りました。
私は運転手と共に近くの警察に急行して捜索をお願いしましたが、なんと私達のトラックが不審な荷物を載せていると疑われ警察に捕まったのです。
それから担当の警察に行きましたがなんとその警察が大問題でした。釈放してくれず、お金を要求してくるのです。
結局、私は交渉を選びました。後から警察の友人と話ましたが私の判断は正しかったようです。
ペルーでは日本のようにはいかないんです。小さな金額でトラックは解放されペルーの安全な倉庫に届けることができました。
日本人には許され難いことですが仕方がありません。これがフニンで私が経験した理不尽な経験となりました。この問題を解決したのは運転手で、さすがにペルーをわかっていると思いました。
こんな状況がフニンで多発しましたがマカブームも次第に治まり静かなフニンに戻って行きました。

マカ栽培地にて(左:アレックス、右:専務)
現地でマカ栽培中に起こった衝撃的な出来事を書いてみました。日本ではなかなか経験することがない出来事を幾度となく経験しました。
当時一緒にマカを守ってくれたアレックスとは今も連絡を取り合う仲ですが、フニン大学の教授として頑張っています。当時からよく助けてもらい、ヤマノのマカ栽培を全力でサポートしてもらいました。