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不妊の原因にもなる多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは?!

妊活コラム 2018-06-08

多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)は、若い女性の排卵障害の中で多くみられる疾患です。英語の病名である「polycystic ovary syndrome」の頭文字をとってPCOSやPCOと呼ばれる事もあります。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、卵巣内にできる卵胞が多く増えてしまい十分な大きさに発育せずに、排卵が起こりにくくなる状態をいいます。主な自覚症状は月経不順であるために、疾患に気づかずに婦人科を受診されない場合や、若い女性は婦人科に抵抗があって受診が遅れて疾患の発覚も遅れるというケースもあるようです。また、場合によっては男性ホルモンが増えて声が低くなる、毛深くなる、ニキビが増えるなどの特徴が表れる事もあります。


【日本産婦人科学会 生殖・内分泌委員会】によると、

  •  月経異常
  •  多嚢胞性卵巣(超音波所見)
  • 血中男性ホルモン高値(またはLH高値でFSH正常)

上記の3項目を満たした場合に多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)という診断ができると定義されています。


月経不順(月経異常)は、無月経(薬を服用しないと月経がない)、月経周期が39日以上3ヶ月以内、排卵を伴わない月経があげられます。超音波検査と血液検査で調べる事が出来るので月経やホルモンバランスに不安を抱えている方は、早めに婦人科を受診することをおすすめします。

それでは、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の原因や不妊の原因とされる理由について詳しく解説していきますね。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の原因

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の原因ははっきり解明されていませんが、排卵が上手く行われない原因としては、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の症状である男性ホルモンが増えてしまう事が影響しているといわれています。また、その要因として糖尿病の原因になるのと同じような生活習慣や症状が大きく関わっている事も疑われています。

どのように関わっているかというと、血糖を調整するインスリンが正常に働かず過剰にインスリンを分泌するようになり、男性ホルモンの高値に繋げてしまっているのです。
こうしたホルモンバランスの乱れが卵胞の発育を妨げて排卵障害を起こしてしまうとされています。

インスリンに対する効力が低下してインスリンの作用が十分に発揮できない事を「インスリン抵抗性」といいます。多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の方は、この「インスリン抵抗性」があるか、ないか、という点も確認が必要になります。

 

インスリン抵抗性の原因は偏った食生活や生活習慣


インスリン抵抗性は生活習慣の乱れによって起こるとされています。女性の社会進出やダイエットの流行などに伴い、若い女性に乱れた生活習慣をおくる方が増えています。

悪い生活習慣の代表的な項目
・運動不足
・喫煙
・朝食を食べない
・夜食を食べる
・野菜不足
・ストレスが多い

インスリン抵抗性は血管の健康などにも影響しますが、まずは生殖細胞に影響を及ぼすため、女性ならば卵巣、男性ならば精巣に悪影響が出るのです。
また、ストレスを溜めこむことも、卵巣の血液循環を低下させ、卵巣機能不全に陥りやすくなるため気をつけましょう。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)が不妊に繋がる理由

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は排卵障害の疾患になるので、排卵が起こりにくいと妊娠しにくい状態である事はお分かり頂けますよね。また、ホルモン異常を合併して、より妊娠しにくい体質になっている場合もあるようです。


多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)になると妊娠がむずかしいの?

そんな事はありません!多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は年齢とともに進むといわれていますが、重症度も人それぞれになるため20代で疾患に気づかず自然妊娠しているケースもあります。
また、自然妊娠が難しい場合でも生活習慣の見直しや排卵を促す治療を行うことで、妊娠できる可能性は十分あります。

妊娠希望の方には排卵を促す治療が一般的ですが、妊娠の希望がない場合には生理周期を改善する治療が行われます。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は肥満や糖代謝と関連もあるのではないかとされているので、必要な方には減量や運動療法を治療として行うこともあります。
年齢とともに排卵障害は強くなるので、思い当たることなどある方は早めに検査をされる事が望ましいですね。


多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)に有効な成分

ピニトール

乾燥気候帯区分を原産とする植物に多く、大豆やルイボス、アイスプラントなどから検出される成分です。植物性インスリン様物質ともいわれ、体内でインスリンと似た働きをする事から糖尿病の改善が期待されています。また、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の改善にも効果があるとされ、アメリカなどで研究が進んでいます。

カイロイノシトール

上記で記述したピニトールは体内で血糖調節機能の高いカイロイノシトールに変化し、このカイロイノシトールが血糖をコントロールしてホルモンバランスが整えてくれます。こういった働きが不妊の原因となる多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)に効果がある事が期待できるのです。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の方はカイロイノシトールが不足している事が認められています。ピニトールよりも効率的に摂取できるのがカイロイノシトールになるので積極的に摂って頂きたい成分になります。

最近はピニトールやカイロイノシトールの成分を主としたサプリメントがあるので、手軽に摂る事ができます。

婦人科で多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断された方は、聞いたことのない病名に不安に感じていらっしゃる方もいると思いますが、決して珍しい疾患ではなく生殖年齢女性の5〜10%の人が抱えているとされています。

症状が軽ければ自然妊娠も可能ですし、治療によって妊娠力を高めることもできます。
深刻になりすぎずにまずは専門のお医者さんに相談して、生活習慣や食生活を見直す事も試してみて下さい。

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